どのサイトでよく見る仮想メモリとは?

その仮想メモリはどのサイトでも無効化したほうがいい、無効化は推奨しない、などのばらばらな意見があります。では、仮想メモリは何のためにあるのかも説明します。

仮想メモリとは??

仮想メモリは、システムドライブの階層の一番上にある隠しファイルでシステムファイル「pagefile.sys」が仮想メモリです。通常はこれがデフォルトとなっています。レジストリをいじるのもできますがこれは後述します。

では、仮想メモリは何のためにあるかといいますと…。

メモリ不足になると自動的に仮想メモリに書き込まれて空きメモリを確保させる働きがあります。空きメモリに余裕が出てきた場合はページファイルからメモリが復元されます。

仮想メモリが無効になっていると?

空きメモリに余裕があっても一部のアプリケーションが起動せず、システムの起動が遅くなる可能性があります。(PhotoShopなどの高機能編集ソフトなど。)

さらに空きメモリが減少すると一部のアプリケーションが正常に動作せず、アプリケーションエラーが起きたり、ブルースクリーンが発生します。ブルースクリーンが発生せずに100%に達すると画面がフリーズします。そこから全く動かないかもしれません。電源を切るしかなくなるかもしれません。そうすると作業データが失われ、データが破損してしまいます。

仮想メモリが少ないと?

仮想メモリが少ないとメモリーダンプを記録できなくなります。

空きメモリに余裕があっても仮想メモリが少なすぎますというエラーが発生するかもしれません。

空きメモリが不足してくると、Windowsからの警告が出ます。空きメモリを使い果たすと仮想メモリに書き込まれますが、仮想メモリが小さすぎるため、ブルースクリーンが発生するか、ブラックアウトしてアプリケーションが強制終了されるかもしれません。

 

仮想メモリはどれくらいが理想的?

通常ではシステム管理サイズになっています。

このままだとページファイルのサイズは可変するので、ページファイルが断片化します。断片化が進むと書き込み速度、読み取り速度が低下します。ランダムアクセスに弱いHDDの弱点です。

 

では、どれくらいが理想的か?

 

2048MB以上が理想的だと言われています。それより以下だとWindowsが不安定になりやすいようです。